カンガルーケアは、出産直後の赤ちゃんを裸のままお母さんの胸に乗せて、肌と肌を直に触れ合わせる行為です。
もちろん、背中は赤ちゃんが寒くないようにおくるみなどでくるみます。
その様子がカンガルーの親子のようなので、カンガルーケアと呼ばれています。
これはお母さんから赤ちゃん、赤ちゃんからお母さんへの双方向の愛情が形成されたり、お乳が張ってくる、赤ちゃんが安心する、などさまざまな効果があります。
出産直後の赤ちゃんは、まさに生まれて初めての体験になる世界に飛び出してきて、不安がいっぱいです。
お腹の中は狭くて暗いけれど、暖かくて安心でした。
それが一転、広くて寒くて不安定な世界に変わってしまったのですから。
そっと抱っこしていると、赤ちゃんはよじ登ろうとしたりします。
それにほとんど泣きません。
首を動かしてお乳を探す動作すら、することもあります。
このときは、赤ちゃんをびっくりさせないように、小さな声でそっと名前を呼んであげましょう。
まだ決まってないなら胎児名でもいいです。
よく頑張ったね、生まれてきてくれて嬉しい。
なんて言ってあげると、言葉はわからなくても気持ちはきっと伝わるでしょう。
カンガルーケアはそもそも、1979年アメリカで、保育器不足などの対策として始まったそうです。
現在は保育器の代替として母親を使用する必要はないため、カンガルーケアは主として親子の「絆」作りのために行われています。
最近はカンガルーケアを取り入れる産婦人科がかなり増えていますが、肌と肌との密着は愛しい気持ちを確実に生み出します。
子育てに対する不安や先々に起こるだろうこどもへの不満なんかもこの体験があればきっと乗り越えていけますよ。
だから絶対に体験して欲しいです。